基本、シンプルが好き。
例えば、お湯を沸かすためのやかん。
それは、飾り気のないステンレス製の
ごくシンプルな物を使っている。
けれど、ある日、ふらっと入った雑貨屋さんで
かわいくておしゃれなケトルを見た途端、心が動く。
(買っちゃおうかな・・・そんなに高くないし)
(キッチンに置いたままにしても映えてかわいいかも)
(でも、待って・・・今使っているあのやかんはどうなるの?)
(しまうの?取りあえず戸棚の中に?
たぶんもう使わなくなるよ?絶対箪笥の肥やしみたいになるよ?)
(それとも捨てちゃうの?あのやかんの行く先は
*埋め立てゴミ*なんだよ?)
私は、ひととき、自問自答を繰り返す。
そう、埋め立てゴミ・・・
その言葉どおり、埋め立てられてまうのだ。
自然になど還らないのに。
土の中に・・・いや、地球の中に。
例えば、想像・・・この広がる景色ひとつ取って見ても、
地球は、とても美意識の高い惑星なのだと思う。
もしも、私が地球なら、
こんなに美しく整えている私の中に、まだ使えるものを
勝手に埋め立ててくれるなと
怒り心頭に達するだろう。
(やっぱり壊れるまで使おう・・・)
自問自答の末に、私は、そう思い直す。
今日から7月、レジ袋も有料化だ。
こんなふうに、少しずつでも進んでいって、
母なる地球に、まさに、親孝行ができますように・・・。
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