Love Swan
家にいても聞こえてくる彼らの鳴き声。
鳴き声がする度、ブラインド越しに
空を見上げ、そわそわそわそわ。
(もう!!行ってみよう)
矢も楯もたまらず、母なる川へ。
(今日は秋晴れ、夕空もさぞかしきれいだろう)
そう思ったとおり、見上げれば美しの空の色。
ピンク、紫、オレンジ色・・・
自然の織り成す色は、本当にお見事。
きれいで癒されて、幸せな気持ちになる。
子供二人とも自立して家を出て、
娘夫婦は転勤族だし、息子もおそらく地元には戻らないだろう。
だから、住む場所をここにこだわる必要はないのでは・・・?
これからもっと年齢が重なってゆけば、雪の積もらない
住みやすい場所で暮らすのもいいのかも・・・
最近そう思うことがよくあるけれど、
こうして白鳥たちが飛来してくるたびに、
(やっぱりここがいい、この子たちがやってくるここがいい)
そう思い直す。
でも、例えば、この街が白鳥飛来地でなかったとしても
実際そう簡単には、ここを離れることはできないのだろうけれど・・・。
とにもかくにも白鳥が好き。
偉いな、こうして毎年やってくるのだもの。
今日も頭上には飛びゆく彼らの姿。
今年も来年の春までいっしょにいられる・・・本当にうれしい。
撮影日:2018/10/13
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