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2018.09.12

category: 家族のこと

本と旅する


                       本を読んでいた。

                       娘たちの元へ向かうバスを待つ間も、

                       バスの中でも、お茶休憩の間も。

                       どこかへ出かける時は必ず本を連れてゆく。

                       特にひとりの旅の時はなおさら

                       私にとって本は無くてはならないものだ。

                       スマートホンさえ持っていれば、音楽も、物語も

                       この端末の中に所有できる時代だけれど

                       本はやはり紙がいいのだ。

                       リアルな旅路の間、

                       私の頭の中の旅も同時進行する。

                       それは、本という物語の中をゆく旅だ。

                       バスに揺られながら、私はある花園にいた。

                       様々な色彩を放ち、香り立つ花の中で、

                       植物しか愛せないらしいその彼は言ったのだ。

                       『愛した分だけ愛してくれるから。
                       愛した分だけ美しく在ろうとするなら
                       人間なんかよりずっとやさしいだろう』

                       (わかるような気がする)

                       私は彼にそう共感しながら、

                       でもやはり人を愛せないのは寂しいとも思った。

Ry20180912b.jpg

                        走り続けたバスが、駅構内に入った時

                        物語の旅からエスケープした私の

                        車窓の向こうに見えたのは、

                        守るべき愛を見つけた娘が、幸せそうな笑顔で

                        私に手を振るその姿だった。

                          

                          



ご覧いただきありがとうございます                          

                          
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