2018.06.13

category: Swan

君をめぐる物語

あの日の君。
                      
                      ある日、川沿いをひとり歩いていた娘は

                      傷を負い、羽を休めている一羽の白鳥に出会いました。

                      そっと近づいてみると、片方の翼が折れ曲がり、

                      もう飛べないほどの重症なようです。

                      「どうしたの?白鳥さん、どうしてそんなひどい怪我をしたの?
                      何があったの?」

                      矢も楯もたまらず、娘は白鳥に問いかけましたが、

                      言葉を持たぬ白鳥は、悲しげなその瞳を

                      娘に向けるばかりです。

Swan20180613b.jpg

                      飛べない白鳥・・・

                      自分で食べ物を探しにゆけない白鳥・・・

                      娘は心配でたまらず、何か食べれそうな物を持っては、

                      毎日のように白鳥の元へ向かうのでした。

                      白鳥も、そんな娘のやさしさに触れ、

                      少しずつ心を開き、遠くからでも娘の姿を確認すると

                      自分の方から近づいてきてくれるようになりました。

Swan20180613c.jpg

                      白鳥と出会ってから、もう何日経ったことでしょうか?

                      娘はその日も、少しのパンを持って

                      白鳥の元へ向かいました。

                      「羽も少しずつよくなってきてるようで良かったわ」

                      娘はもの言わぬ白鳥に話しかけました。

                      まるで白鳥に、自分の言葉が通じていることを

                      信じて疑わないみたいに。

                      すると、どうでしょう・・・

                      次の瞬間、羽を大きく広げた白鳥が、

                      娘の目の前で、見る見るうちに、

                      美しい王子の姿に変わるではありませんか

                      娘は驚きのあまり、ものも言えずに、その姿を見つめるばかりです。

                      王子は意地悪な魔女に、白鳥の姿に変えられていたのでした。

                      「君は僕の命を繋いでくれた恩人だ」

                      娘は王子のお妃になり、お城で生涯、

                      愛する王子と幸せに暮らしたのでした。



                             ・・・という童話によくあるような物語が浮かんだのだけど
                             もしこれが本当になったら(絶対ないです)
                             私はもう娘ではないし、結婚してる・・・
                             (心配しなくて大丈夫です。有り得ませんから)笑。









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2018.06.10

category: Swan

憂う翼

あの日の君。
                         
                      撮りたいから会いたいわけじゃない・・・

                      無論、最初から分かり切ってはいたことだけれども。

                      バッグの中には、柔らかな食パン一枚と、

                      連絡ツールとしてのスマートホン。

                      ただ、それだけ。

                      それ以外の、それ以上の、選択肢が

                      今日は最初から、私の中に無かったことに、

                      君への道を歩きながら、ふと気づく。

                      私は『ただただ好き』ということの真理のようなものを、

                      今さらながら気づかされたのだ。

                      そう、君によって・・・。

                      好きって、たぶんそういうことなんだ。

                      目の前の事と、ただただ向き合いたい・・・

                      きっと、好きってそういうことなんだ。







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2018.06.09

category: Swan

君と踊る雫


                         邪気無き魂が、その水の粒

                         ひとつひとつにまで反映する。

Swan20180609b.jpg

                         君の作り出す

                         その雫のひとつひとつが

                         あまりにも美しくて、私は・・・

Swa20180609c.jpg

                         どうしても
 
                         見惚れずには

                         いられなかったんだ。







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2018.06.08

category: Swan

巡り会う翼


                     もしかして君は、あの時の君だろうか・・・?

                     あの八重の桜が咲いた頃、あの公園で出会った君。

                     ひとりぼっちだった君。

                     何らかの理由で、故郷へ戻れなかった君。

Swa20180608a.jpg

                     会社へ向かう道すがら、車窓から何気なく

                     川の方へ目を転じたら、白鳥が一羽水面に浮かんでいたと

                     帰宅した夫が、そう言ったのだった。

                     その場所は、私の散歩コースで、時々カメラを携え、

                     季節の花々を写しながら歩く、癒しの場所だった。

                     ところが、次々咲かせて魅せる自分の薔薇たちに

                     夢中になって、近頃はその場所から遠ざかっていたのだ。

Swan20180608c.jpg

                     何はともあれ、再び会えたことに感激し、

                     元気そうなその姿に、束の間ほっとしたのだけれど、

                     君がもし、あの時の君だとしたなら、君を取り巻く

                     その環境は、会えなかった少しの間に、

                     ずいぶん変わってしまったらしい。、

                     そのことに気づき、途端に胸が詰まり、切なくなってしまう。

                     いったいどうしたというのだろう・・・?

                     何があったのだろう・・・?

Swan20180608e.jpg

                     片側の翼が、故障していて、飛べないようだったのだ。

                     飛べるはずなのに飛べない・・・

                     飛びたいのに飛ぶことができない・・・

                     君は、どんな思いでいるのだろう・・・。

                     それでも・・・

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                     君は、きっと強く生きてゆく。

                     そんな自分を受け入れて生きてゆく。

                     どんな時でも美しく、ぶれない強さを持つ君に、

                     私は、また力をもらってしまった。

                     本当に、君にはもらってばかりだ。

                     ありがとう。

                     また会いにいくね・・・だからきっと元気でいて。






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2018.04.26

category: Swan

その声に振り向く


                       染井吉野からバトンを受け取り、

                       咲き始めた八重桜が、

                       とてもかわいくて、とても綺麗で、

                       夢中で写真を撮っていたら・・・

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                        背後から「コォー」と一声。

                        (え・・・?)

                        その声に咄嗟に振り向けば・・・

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                        「えーーーっ!!」

                        思わず、頓狂な声を出してしまう。
                        (周りに誰もいなくてよかった・・・笑)

                        仲間と合流して帰ったと思っていたのだけれど・・・。

                        今まで君はどこにいたの?

                        ひとりぼっちの白鳥さん。

swan20180426b.jpg

                        いろいろ気がかりなことはあるけれど

                        とりあえずの再会を喜ぶ。

                        その後しばらく見ていたけれど、

                        なんだかお腹が空いているみたいだったから

                        近くのコンビニから大急ぎで食パンを買ってきて

                        8枚切りの内の2枚をあげてみる。

                        (もう田んぼも水を張ってしまったし、一羽切りだし
                        2枚だけだし、あげてもいいよね?)

                        誰にともなく言い訳をしながら・・・。

                        (最近、熊出没情報を耳にするようになったけれど、例えば、
                        お腹を空かせた熊に、まさかパンをあげようとは思わないもの)

                        (そこが人間の身勝手なところだよね?)

                        心の中、ひとりごちながら・・・。

                        それはそうと、こんな、普通ならあり得ない、

                        思いがけないラブリーなシュチュエーションで

                        撮らせてもらって、ただでさえ感激していたのに・・・

Swan20180426c.jpg

                        あれ・・・?どうしたの?

                        突然の上陸(笑)

swan20180426d.jpg

                        どうやら、まだ食べ足りないらしく、

                        この緑の草を食べていたのだった。

                        「ごめんね?あげすぎは良くないと思ったんだ。
                        今度もしまた会えたら、あげるから食べてね?」

                        「なんとか季節を乗り越えて、仲間の元へ帰ろうね?」

                        怪しいひとりごと・・・

                        周りから見たら、私はたぶん変な人(笑)

                        






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