FC2ブログ

2018.09.05

category: ルイ

嵐の夜に

Today's Rui
                      夕方頃から吹き始めた風は

                      時間を追う毎にますます強くなる。

                      窓の外には、枝葉を強風に右へ左へ

                      揺らす愛しい薔薇たち。

                      心配でたまらないけれど

                      括りつけるべき枝はすべてそうしたし

                      もうできることは見守るだけ・・・

                      そう覚悟?を決める。

Rui20180905b.jpg

                      そんな中、ルイは相も変わらずマイペース。

                      「ギーギーギー」(出して、出して、外に出して)

                      ケージの中で駄々をこねる。

                      「ルイちゃん?ピーちゃんたち外でがんばってるよ?
                      ルイちゃんも夜だから静かにして落ち着こうね?」

                      そう話しかけるも、ルイはやっぱり

                      マイペースを崩さない。

                      ルイがいちばん初めに話した言葉は『ピーちゃん』で

                      ルイに於けるピーちゃんは雀のことを差すのだ。

Rui20180905d.jpg

                      それにしても、本当に、

                      雀やその他の野鳥たちは、あの小さな体で

                      この恐ろしい強風の中、いったいどんな風に

                      過ごしているのだろう・・・。

Rui20180905c.jpg

                      ルイが我が家に来てからは
          
                      野鳥・・・特に小鳥たちのことを、他人事ならぬ

                      他鳥事とは、思えなくなってしまった。

                      とは言え、この事も、どうすることもできないので

                      ただひたすら、この嵐が行き過ぎるのを

                      祈りにも似た思いで待つばかり。

Rui20180905e.jpg

                       ルイは嵐を知らない。

                       風にその両の翼を任せ飛ぶことを知らない。

                       ルイは、空の色が変わることを知らない。

                       でも、窓から入ってくる風は感じているし、

                       雨の日は、お日さまの光りが

                       部屋に入ってこないことを知っている。

                       ピーちゃんたちと遊んだことはないけれど

                       いつもその鳴き声に耳をすませている。

                       今朝、無事に嵐を乗り越えたらしい

                       雀たちの囀りが窓の外に聞こえた。

                       「ルイちゃん、ピーちゃん」

                       ルイがそれに応えるようにさっそくおしゃべりを始める。








ご覧いただきありがとうございます

2018.08.27

category: ルイ

午後のぶらんこ

今日のルイちゃん。

                        ルイはブランコを五つ持っている。

                        何の飾りもついていないごくシンプルな

                        プラスチックのをふたつ。

                        そのひとつはおうち(鳥カゴ)の中にあって

                        もうひとつは引き出しに予備としてしまわれている。

                        出窓の所にもプラスチック製のがひとつあって

                        残りのふたつは木製のもので、

                        それには止まりながら遊べるように

                        いろいろ飾りが付いていて楽しそうなのだけれど

                        まず、これにはなぜか乗らない(笑)

Rui20180827b.jpg

                         そう、これ。

                         無理矢理乗せられて、しばし放心状態(笑)

Rui20180827c.jpg

                         ハッと我に返ってお気に入りの元へ。

Rui20180827d.jpg

                         そう、ルイはこのブランコがいちばん好きで

                         とても気に入っているのだ。

                         価格もずいぶんお安かったけれども、

                         そんなこと、ルイにとっては知ったことではなく(笑)

Rui20180827e.jpg

                         幾つ所有しても、

                         新しいのが眼の前にあっても

                         『好きなもの』はずっと変わらない。

                         突き詰めて考えてみると

                         (何だか深いなあ)そう思う。

                            





ご覧いただきありがとうございます                           

2018.08.21

category: ルイ

君がいること

Rui20180821c.jpg
今日のルイ。

                           君がそこにいる・・・

                           そのことの事実に、私は不意に

                           何度でも、新鮮に驚く。

Rui20180821b.jpg

                          だって君は鳥なのだ。

                          その両の翼で、あの大空を

                          飛ぶことができる鳥なのだ。

                          あの大空からこの地上を

                          俯瞰することができる鳥なのだ。

Rui20180821d.jpg

                         それなのに君はここにいる・・・

                         ここにいることを選んでくれたのだ、と思う。

                         僅か40gの君を人差し指に乗せて、

                         私は今日も不思議な思いで、

                         君のその艶やかな汚れなき瞳を

                         まじまじと覗きこんでしまう。






ご覧いただきありがとうございます                           

2018.07.24

category: ルイ

君の森

今日のルイ

                      朝に夕に野鳥たちのさえずりが聞こえる。

                      見上げた空には、サギのツガイらしき二羽が

                      悠々と飛んでゆく姿が見えるし、

                      セキレイが眼の前をちょこまかと歩く姿を

                      目撃することもある。

                      こんな時、切なくならざるを得ない状況に陥ってしまうのは、

                      我が家のルイも紛れもなく彼らと同じ鳥類であるという事実を

                      改めて突きつけられるからだ。

                      その両の翼は、空を羽ばたくために神様が授けたものであるだろうし、

                      がっしりと掴むことのできるその両方の脚は、

                      あの木々に落ちることなく摑まるためのものだ。

                      (君は、あの青の空を飛びたくはないのだろうか?)

                      (君は、仲間たちと共にあの木々の上で
                         囀り語らいたいと思ってはいないだろうか?)

                      黒々としたピュアな瞳を見つめながら

                      やや悲観的な思いで心の中繰り返してしまう。

Rui20180724b.jpg

                      でもたぶんそれは、私という人間の身勝手極まりない、

                      思い過ごしともいうべきものなのだろう。

                      そう、比較することで生まれてしまうもの・・・。

                      比較対象を持たないルイは、いつでもとても健やかだ。

                      自分のことを大切に思っているらしい人間がいるこの部屋こそが

                      彼の世界であり、どこの場所よりも居心地の良い

                      唯一無二の彼の森なのだろう。

                      そう言えば、今読んでいる本にこんな一節があった。

                       『人間だけが持っている素晴らしい想像力が
                         しばしば、自分たちを惑わせる。どうもそういうことらしい』

                      犬のジャンゴが主人公の物語で、上記はジャンゴの胸の内だ。

                      ほんと、言えてる・・・

                      的を得たその言葉に私は思わずクスクスと笑ってしまう。


                                            

                                             引用した本
                                      吉田篤弘著『レインコートを着た犬』






ご覧いただきありがとうございます                           

2018.05.23

category: ルイ

ルイと白雪姫


                        夕方になり、予報通り雨が降ってきて

                        ルイは、お気に入りの窓辺へ。

                        ルイの向こうに見える緑は

                        薔薇『アイスバーグ』の艶やかな葉。

                        別名『シュネーヴィッチェン』ドイツ語で『白雪姫』

                        アイスバーグは、氷山の意味で、名前から受ける印象が

                        ずいぶん違うけれど、この薔薇の愛らしさは変わりなく。

                        でも今日は、ルイが見てるから、白雪姫にしましょうね。

Iceberg20180523.jpg

                        魔女の毒りんごを齧った白雪姫は、

                        悲しいことに、息絶えてしまいました。

                        それでもやがて、姫君は、

                        王子さまの愛あるキスで目覚めます。

                        我が家の白雪薔薇姫は、やがて

                        ルイの楽しげなさえずりで、目覚めることでしょう。

Rui20180523b.jpg

                        この窓の外が、白雪姫の花びらで

                        いっぱいになったその時は、

                        もう一度記念写真を撮りましょう。

                        ルイちゃん?少しの間、じっとしていられるかな?

                        君には、たぶん至難の業だね?(笑)






ご覧いただきありがとうございます

にほんブログ村
プロフィール

琴美

Author:琴美
ひとりごとのような言葉の連なり。
見に来て下さって
ありがとうございます。

心の声をちょっとだけ

大切に大切に味わうようにじっくり読みます。

カテゴリ

ランキングに参加しています。

*****

当ブログ掲載の記事及び 画像の転載を禁じます。           

koto_Forest

Rui_Forest

インコのルイの成長記録

koto's memorys

Koto Post

コメント覧閉じていますが 何かありましたらこちらへどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

お陰さまで5年

Fuwary.Slowにお越し下さるすべての皆さまへ。 コメント欄も閉じたままのひとり言のようなブログをいつも見て下さってありがとうございます。 長く続けてこれたのは、この画面の向こうに見て下さっている皆さまのお姿があるからです。 これからも続けてゆきたいと思っていますので、拙いブログではありますがどうぞよろしくお願いします。

Copyright ©Fuwary.Slow. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.

FC2Ad