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2018.09.21

category: 本のこと

愛の暗号

マリーアントワネット

                       (図書館にリクエストしたら?)

                       (しばらく無くなりはしないだろうからもう少し考えたら?)

                       買うべきか・・・借りるべきか・・・ぐるぐるぐるぐる・・・。

                       三日間ぐらい自問自答するように考えた。

                       なぜならその本は、私が一冊にかけていいという

                       自分なりの金額の境界線を遥かに越えていたからだ。

                       単行本なら3冊分を越え、文庫本なら5冊分を越える。

                       でもその本は、図書館から借りて読むには深過ぎて

                       時間をかけて考えてから購入するには

                       あまりにも魅惑的すぎた。

                       王妃マリー・アントワネットと恋のお相手とされた

                       フェルセン伯爵との往復書簡。

                       暗号、特殊インクでやり取りされた手紙を

                       最新技術を駆使して解読したという内容の本だ。

                       これはやはり自分のものにして読まずにはいられない。

                       夫と夕飯のカレーライスを食べながら

                       私は、さも重要なことであるかのように告白する。

                       「マリーアントワネットの本が出たの
                       暗号でやり取りされた手紙を解読したのよ?
                       すごいと思わない?今から私本屋に行ってくるから」

                       「ふ~ん。そうなんだ?」

                       読書にも、マリー・アントワネットにも

                       たいして興味が無い夫は、妻である私の夜の外出を

                       そう言ってあっさりと送り出す。






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2018.08.29

category: 本のこと

王妃からの変化球

Today's my rose
*シュシュ*

                        入り口近くに設えられたディスプレイ台、

                        新刊の文庫のコーナー。

                        馴染みの書店の中に入ったと同時、

                        その本は私の眼の中に飛び込んできた。

                        タイトルはタイトル・・・幾種類の本を読んでも、

                        興味と好奇心が尽きることのない彼女の人生の物語。

                        でも、その彼女に何だか似つかわしくない

                        少女漫画のような表紙に、しばし手を伸ばすのを躊躇う。

                        何だか私の中の彼女のイメージが崩れてしまいそうな気がして。

                        でも・・・やはり・・・とりあえず・・・結局

                        開き見ずにはいられない。

Rainy Blue20180829
Today's・・・
*レイニーブルー*
                         
                        『あたしがフランス王太子妃とかwww
                          超ウケるんですけどwwwみたいな』

                        (え・・・・・?ほら・・・やっぱり)

                        表紙を見た途端に脳内に浮かんでいた

                        私の予感は的中する。

                        (こんなていの王妃の語り口調なら読まなくていいから)

                        そそくさと本を閉じて、棚に戻す。

                        それでも・・・つまるところ・・・結局

                        どうしても読みたくて忘れることができず、

                        あれから数日経った後、その本は今、私のそばにある。

                        ヤバい・・・おもしろい・・・超ウケるんですけど・・・

                        あ・・・・笑。

                        たまには頭を柔らかくして、こんな変化球を

                        受け止めるのも楽しいかもしれない。



                                                 題材にした本
                                        吉川トリコ著*マリー・アントワネットの日記*

                          

    


                        

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2018.07.21

category: 本のこと

いつかその世界に迷い込む

グリーンジュエル ミステリューズ
My Flowers
夕方の・・・
エキナセア*グリーンジュエル*
薔薇*ミステリューズ*


                        (まるで大人のための童話みたい)

                        著者の作品を読むといつも思うのだ。

                        『小説』というカテゴリに限って言うと

                        私は男性作家のものはあまり読まないのだけれど

                        この著者のものに限っては新しいのを見つけると

                        素直に(読みたい)と思ってしまう。

                        何と言うか、安心して物語の中に迷い込めるのだ。

                        有りそうで無さそうなその世界観に・・・。

                        有り得無さそうで、有り得そうなそのストーリーの中に・・・。

                        私は数字的に言えばもうすっかり大人なくせに、

                        男女の濃厚過ぎる愛のシーンの描写のあるものが苦手で(笑)

                        酷なシーンが出てくるのも苦手で

                        (できれば立ち直れないくらいの終わりにしないでほしい)

                        と、けっこう注文が多いのだけれど、この著者の本は、ほぼ大丈夫。

                        ほぼ・・・と書いたのは著者のすべての本を

                        読んだわけではないからなのだけど(笑)

                        それはそうと、今読んでいる途中の本もとてもおもしろい。

                        何しろ主人公の『ぼく』は薬缶に水を汲むためには

                        外の石階段を百八十段も降りなければ炊事場まで

                        行けない屋根裏部屋に住んでいて、勤め先は鉛筆工場で、

                        所属は2Bだけを作る<2B部>なのだ(笑)

                        現実の世界は、目を覆いたくなるほど

                        時に厳しく、時に苦しく悲しく、そしてやるせないのだから、

                        せめて物語の中だけは、ファンタジックでロマンチックで

                        そして、安心して迷い込める世界であってほしい・・・。

                        今まで改めて考えたことはなかったけれど、

                        もしかしたらそれが私の、本に対する願いかもしれない。


                                                  取り上げた本
                                              吉田篤弘著『雲と鉛筆』






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2017.12.22

category: 本のこと

知るほどに遠ざかる・・・


  
                      (王妃マリーアントワネットのことが知りたい)

                      このスイッチが、なぜ今私の中で

                      入ったのかわからないけれど・・・

                      本と本の間、物語と物語の合間に、

                      この王妃に関するものを読んでは追い続けている。

                      けれど・・・・・

                      彼女という女性(ひと)は不思議だ。

                      語られている本によって、ずいぶん印象が変わる。

                      浪費家・・・?いえ、それは違う。

                      無邪気・・・?いや、思慮深かった。

                      書物を重ねる程に、なぜかじわじわと遠ざかるのだ。

                      謎めくことができるのは、

                      或いは神秘のベールを剥がさせないのは、

                      ある種の魅力なのかもしれない。

                      ただひとつ分かったのは、例の有名な台詞・・・

                      『パンがないなら・・・・』それを言ったのは

                      どうやら彼女ではなかったのかもしれないということ。

                      何だか妙に安心している私がいる。


                                           
                                         

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2017.08.25

category: 本のこと

心の友に会いにゆく

                     
                       『そのすばやい微笑みをとりかわしただけで、
                       アンとポールは、まだ一言も口を
                       きかないうちに、永久の親友となった』

                       ・・・だなんて・・・。



                       
                       「わかる・・・わかるわ」そう言って

                       思わず彼女・・・アンに駆け寄り、手を取り合いたくなる。

                       小学生の頃に出会って、以来、折に触れ、

                       幾度となく読み開いてきた彼女の物語は、

                       私の中で未だ色褪せることなく、時が積み重なるほどに、

                       かえって奥深くなるばかりなのだ。

                       先の文章が、心の琴線に触れたのは

                       今の、この、私だからこそなのだと思う。


                                                『』内の文章。
                                                 モンゴメリ著*アンの青春より。






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